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涼温な家の気密測定
2014年10月02日
先日、S様邸の気密測定をさせていただきました。
“涼温な家”の本にあるように、弊社では気密性の高い家を目指しております。そのため全棟気密測定を行っておりますが、大工さんの意識の中は常にオリンピックの競技種目のように、いかに良い数値を出すかというところで常に高い意識の中で奮闘していただいております。
なぜそこまで気密にこだわるのかと言いますと、気密性の低い住宅(隙間の多いお家)は絶えず空気が勝手に出入りしていますので、暖房しても冷房してもエネルギーロスが大きく、壁に断熱材を入れても断熱の効果を発揮するどころか、内部結露などを起こしかねないのです。 つまり断熱だけでなく、気密性をいかに上げるかがエネルギーロスを防ぐには非常に重要になってくるのです。
“涼温な家”は1台のエアコンで、家中の冷暖房をまかないますので当然気密がしっかりしたお家であることが必須条件でもあります。 つまり家中を暖めるということは焚火のように暖をとるというやり方とは全く考え方が違います。
真冬の夜に室内温度が8度で布団の中が28度とするなら、トイレへ行きたくてもその時点で20度の温度差があれば布団から出るのに勇気がいります。 今までの家づくりからすると大半このような家が当たり前だったのでしょう。
“涼温な家”の本をお読みいただければよりご理解を深めていただけると思います。
また、体感ハウスで空気質の違いを肌で感じ取っていただきたいと思いますので、是非お越しください。
写真は気密測定にS様ご夫妻がお立会いいただきました。 測定結果はC値=0.08でした。