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「涼温な家」がイギリスに?
2014年10月07日
「いい家をつくる会」の松井代表は、現在ヨーロッパへ家づくりの視察旅行に行かれています。現在はイギリスでの視察のようですが。その様子を毎日ブログにアップされ、イギリスの住宅事情の一端を我々に伝えてくれています。
私がヨーロッパの住宅にもつイメージと言えば、長寿命、石造り、高断熱、そしてハイレベルの省エネ住宅への取り組みなどです。そのあたりは今回の松井代表のリポートでも伝わってきており、築100年とか150年の住宅に価値を見出すイギリス人気質は、変わらず続いているようです。ただ樹脂サッシの利用や断熱性の高さに関心をはらう人は多いようですが、換気に注意を向ける方があまりいらっしゃらないようです。
省エネへの関心から熱交換器に注意を払う人は増えているようですが、換気経路やフィルターの掃除に注意を向ける方は皆無なんだという印象です。私は「涼温換気SA-SHE・涼温な家」ばかりに携わっていますので、「気密・換気・メンテナンス」は最重要な命題です。常日頃、フィルターの汚れを目にしている者にとっては、換気システムとフィルター管理をおろそかにして健康で住み心地の良い家はできないと確信していますので、日本と変わりない意識のイギリスの現状は、驚きでもあり、「涼温な家」がいかに良い家なのかを再認識させられた次第です。
別の日のレポートhttp://180.222.85.213/blog/2014/10/post-2113.htmlにはイギリスの百貨店で売られている「HOT WATER BOTTLE」、日本でいうところの「湯たんぽ」が、イギリスの冬には欠かせないらしく、夏は窓開け換気、冬は布団に湯たんぽの暮らしぶりは、イギリスの住宅への認識を一新させられるブログでした。
そんな記事の中にイギリスのコッツウォルズという地域に40棟ほどの分譲住宅をつくる計画があり、そのうちの1棟を「涼温な家」での採用が検討されているとありました。もし実現すれば、松井代表は大工と現場監督を派遣するようです。実現すると日本でも話題になり、「涼温な家」の啓蒙にもインパクトを与えてくれそうですね。
話は違いますが、松井代表のレポートに登場するイギリスの住宅価格は驚くほど高価格で、億を超える物件が多数登場します。最近目にした業界機関紙によりますと、リーマンショックで痛い目にあったはずのアメリカでも同じなような傾向があり、住宅着工件数の増加とともに高級住宅志向がより進んでいるようです。ちなみにアメリカの新築住宅の着工件数は8月だけで一戸建て64万戸、集合住宅は30万戸とでていました。ちなみに日本の8月はどうかというと、一戸建て新築住宅が約2.5万戸、共同住宅が約2万戸、貸家が約2.5万戸です。
松井代表の次の訪問地デンマークからのリポートが楽しみです。
画像は弊社体感ハウスに設置されている涼温換気システムの空気浄化装置「フィルターボックス」と、その内部で濾しとられた付着物がくっついた各種フィルターの汚れです。
たった1か所の空気清浄化ボックスを定期的に管理するだけで、常時きれいで快適な空気環境を保てる「涼温な家」。
涼温換気システムは世界でもまれな換気システムだと実感させられた松井代表のブログです。