Blog大成ファミリーブログ

全国削ろう会

2014年11月19日

【今回は佐藤棟梁からブログネタをいただきましたので、投稿させていただきます】

今年も「全国削ろう会」に行ってきました。ただし今回は見学だけですが。

岸棟梁と弟子の梅原、そして私の愛妻の4人で小田原大会の会場となった神奈川県小田原市へ、途中世界遺産の富士山を見ながらカンナ談義に花を咲かせ会場に向かいました。

大工の世界ではカンナで大工の腕が判ると言われるぐらい難しく、奥の深い道具です。

全国削ろう会には毎回すごい人たちが集まり、目の前でその人たちのカンナ削りが見られ、すごく勉強になり刺激を受けます。

毎日現場や家に帰ってからカンナの勉強をしていると時間も忘れて熱中してしまいますが、削ろう会では1000分の1ミリを競います。

いかに薄いカンナ削りをするか1000分の1ミリの誤差の調整、すごい世界です。少しでもそんな人達に追いつけるよう日々頑張っています。

今はそういった仕事や大工さんが少なくなったと言われますが、大成では無垢の木を使う仕事も多く、そういった技術も必要不可欠です。

親方に、職人とは「早くてきれいな仕事をしろ、そのためには一生勉強だ」 また「上を見たらきりがなく、でも少しでも上を目指せ、職人は年齢じゃない、仕事が出来てなんぼや」と教え込まれました。

カンナを使う仕事や職人さんも少なくなっていくと思いますが、カンナを使いこなせるよう頑張っていこうと思います。

担当者コメント

岸棟梁と佐藤棟梁は毎年全国削ろう会に参加されています。それは佐藤棟梁が岸棟梁の下で大工見習いとして修行していたころからで、過去のブログでも何度か紹介させていただきました。
大工さんとしては誰もが一人前と認められる腕と実績を持っておられるにもかかわらず、日々精進しておられる姿には頭が下がります。
大成のつくる涼温な家はこのような大工さんの手によって作り上げられていくことで、私はさらに誇りと自信を持ってお客様にお勧めすることができます。