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台風の余波を受けた構造見学会
2015年07月21日
18日(土)、19日(日)の両日、吹田市のY様邸現場で構造見学会をさせていただきました。
台風11号の進行が思った以上に遅く、当日も注意情報が出ていた上に、道路の通行規制などもあり、その影響でお二組のお客様がご参加いただけませんでした。
しかしそのような条件にもかかわらず、2日で9組の熱心なお客様にご見学いただくことができ嬉しい限りです。
Y様とのご縁は昨年6月1日の松井様、久保田様の『涼温な家』セミナーに奥様がご参加いただいたことに始まり、6月28日ご夫妻で宝塚市での完成見学会にご参加いただき、その後もイベントに何度も参加くださいました。
実は、Y様のご主人様は一級建築士の肩書をお持ちで、現在は退職されておられますが大手ゼネコンに長くお勤めの経験をお持ちです。奥様が松井様の『「いい家」が欲しい。』と出会われ、これだ!! と思われ、ご主人様に涼温な家をお奨めいただいたようです。当日にはご参加のお客様のご案内まで買って出ていただき社員以上に的を得たご説明をしていただいてました。
勿論、いつものように大成の家づくりのプレゼンテーションや社員によるご案内はさせていただきますが、しかしお施主様ご夫妻のお話の重みにはかないません。
今回の構造見学会では、実際にお家を建てられる場面にならないと接することのない大工さんの人柄と技とこだわりの国産無垢檜を知っていただきたいとの思いから、岸棟梁とお弟子さんで、現在棟梁として活躍されている佐藤棟梁の師弟コンビによるカンナ削りの実演を併せて見ていただきました。
Y様邸ご案内後にいい家会と涼温な家のロゴが背中に大きくプリントされたシャツを着たお二人の棟梁に、檜の柱にカンナをかけてもらい、皆様に檜の香りを堪能していただきました。折角の機会ということで皆様にもカンナ削りの体験をしていただきましたが、大変好評で大盛り上がりとなりました。
皆さまご自身で薄く削られたカンナくずは袋に入れて持ち帰られましたので、お家でも檜の香りと楽しまれたことでしょう。
また、佐藤棟梁から薄く削られたカンナくずを使って“けずり華フラワーアート”というものの存在を教えていただきましたが、棟梁の奥様が作られておられるそうです。スマホで写真も見せていただきました。
ぜひ社内でも作り方を広めたいものです。
さらに実際動いている現場ではなかなか道具に対するこだわりなど聞く機会もないのですが、今回は二人の棟梁にじっくりと話を聞かせていただきました。カンナ一つとっても使用目的により沢山の種類があり、刃に使われる鋼の種類による違いや、目的による刃の研ぎ方、鉋身と裏金という二枚の刃があるものと鉋身一枚のカンナの違いなど、建築業界に身を置く者としてとても興味深い話を聞かせていただきました。
いくつになっても日々の勉強を怠ることなく、毎日研鑽に励む棟梁がいてくれることが大成の大きな財産です。
ご参加いただきました皆様、交通事情の悪い中おいでいただき本当にありがとうございました。
Y様ご夫妻様には両日にわたりご参加いただくとともに、ご案内役までしていただき感謝申し上げます。