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木造軸組み部の社内検査をさせて頂きました。
2017年08月22日
8月3日に上棟させていただきましたD様邸の大工工事が進捗し、木造軸組み部の社内検査をさせて頂きました。
内容は基本構造図面と現場作業内容との照合、金物関係の収まり、TIP工法の確認などです。特にTIP工法は弊社が標準で採用させていただいております耐震工法ですので、念には念を入れて微に入り細にわたり検査をいたしております。
TIP工法は接合部を補強するガセットプレートと外壁面を覆う下地板(バラ板)の斜め張りが特徴です。耐震性の増大と復元力の大幅なアップが期待できるだけに、弊社ではバラ板の材質を桧で統一し強度と耐久性能を高めております。もちろん施工方法に熟達した大工さんが丁寧に施工することが必須ですので、そのあたりも含めて社内検査で常に大工さんたちと意見交換をしながら品質管理と技術の向上を図っています。
この木造軸組み部の社内検査が終われば断熱材を外部に貼っていきますので、一つの区切りとしても重要な検査になっています。なお構造見学会などでは内部から木造軸組み部、TIP工法も含めてご覧いただいております。
弊社の社内検査は、軸組検査以外にも、基礎の配筋工事が終了した時点で行います「基礎配筋検査」と完成お引き渡し前に行います「竣工時社内検査」などがあり、お施主様へ高品質な住宅をお引き渡しするために社員全員で取り組んでおります。
TIP工法は24年間で9千棟超の施工実績があり、TIP協会には全国で49社が加盟されています。最近では面材での補強が目立っていますが、木造軸組み工法との相性は断然TIP工法が良いので、もっと多くの方にその良さを知っていただきたいと思います。