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平成30年度ZEHの説明会がありました
2018年03月10日
少し前になりますが今年度の予算がどたばたな中で衆議院を通過し、3月末には成立するようです。
その中には住宅関連予算も多々見受けられますが、仕事柄、補助金関連予算に目がいってしまいます。
その中でも目に付くのは「ZEH関連事業」です。
今週木曜日に3省合同の「平成30年度ZEH関連事業説明会」がありましたが会場は大勢の参加者で満員御礼、思いはどこも同じですね。
会での説明によりますと、今年度のZEH推進への取り組みの特徴は「3省連携」と「BELS(省エネ性能表示)認証」の共通化のようです。
3省とは「国土交通省・経済産業省・環境省」ですが、「環境省」が住宅の省エネ化に関わる事になり、それも「注文戸建住宅」を担当との事です。
弊社はZEHビルダーに登録されていますが、それも含めてこの分野は昨年まで主に「経済産業省」が担っておられましたので、実際に運用される窓口など気にかかることは多いですね、実際に公募が始まるのは5月ごろみたいですが。
今や住宅の省エネ推進の切り札となっている「ZEH事業」ですが、ネット・ゼロ・エネルギーハウス=ZEHは平成27年度に経済産業省が主となって定義された住宅の性能指標です。
それまでにも国土交通省が主体ですすめていた「住宅のゼロエネルギー化支援事業」があり、内容はほぼZEHと同じでしたので私どもにとって馴染みのない経済産業省が住宅の省エネ化を推進されるZEHとは何なのか、理解に時間がかかったような気がします。
このような住宅の省エネ化を後押しする国の支援策は補助金ですが、説明会で配られたパンフレットによりますと、工務店への補助金交付の実績件数が平成29年度は28年度より減っています。
国が計画している「ZEHロードマップ」では2020年度までに新築注文戸建住宅の過半数をZEHにとの目標ですが、少し難しそうです、全体でみても新築戸建住宅のうちZEHの補助金が交付されたものは5%にとどまっているようですので。
数ある住宅の省エネ化事業ですが、求められる性能が家の住み心地に寄与するのか、健康に良い住宅になるのか疑問な点もあるのは事実です。
お家に求められるものは省エネ・低炭素だけではありませんので、お家を建てられる方の求められているものと、うまく合うような制度を選択する能力も作り手には必要とされていると感じます。
このような補助金制度も含めて、なんでもお気軽にご相談くださいませ、体感ハウスでお待ち申し上げております。
長期優良住宅、低炭素認定住宅、LCCM住宅、ZEH+、ZEH-Mなどなど説明会のパンフレットの記載のあった省エネ事業の名称です。
他にもありますので興味をお持ちの方は担当者にご質問をお寄せくださいませ。