物件情報
お家のコンセプト
聖徳太子が住してより1400年の歴史を持つこの斑鳩の地にK様邸を設計させていただくにあたり、「和」の精神を尊ぶ古き良き伝統の中で、近隣との調和と現代的な感性を合わせもち、「和風」と「洋風」の空間の共存をイメージしました。
まず外観は、和の素材と落ち着いた形態の中にも、天に伸びゆく大屋根を構成し、過度にならない程度の質量感を出すようにしました。
次に内部では、「お客様の空間」と「家族の空間」を分離しつつ全体的に連続した動線を考慮し、リビングと一つ続きの畳敷部には、上下階への連続性と個室としての独立性の両面を持たせる構成としました。
また、南面よりの採光を充分取り入れながら、緑等の別空間を設けることで直接的な夏日を和らげ、ソーラーサーキット工法の持つ特性を十分に活かせる様、計画いたしました。
今はまだ幼きお子様達が、成人されてからも充分に楽しんで頂ける、明るく豊かな「いい家」を設計させて頂きました。