Const
ruction report施工現場レポート
気密測定
2016年03月08日
3月5日、お施主様立会いで気密測定を行いました。
気密測定とは、お家の隙間全体の大きさを知るための測定です。気密を高めることのメリットは
1.外気の侵入が減らせるので、温湿度管理や計画的な換気がやり易く、冷暖房費が抑えられる。
2.花粉・黄砂・PM2.5・虫の侵入が防げる。などがあります。
実際の測定にはJISによって測定器の性能や試験方法・測定条件が定められていますが、簡単に書きますと
①送風機(ファン)により屋内の空気を排出し、負圧にする。
②排出される風量と圧力差をグラフにしていく。
③結果から、隙間特性・通気率・通気量・総相当隙間面積を算出する。
④総相当隙間面積を延床面積で割った数値で、小さいほど隙間が少ない。
平成11年度の次世代省エネ基準では、寒冷地C値=2.0c㎡/㎡ 寒冷地以外C値=5.0c㎡/㎡ という値が示されています。
因みに、新築マンションの気密性能はC値=1.0c㎡/㎡ と言われています。〈数値が小さいほど気密精度が良い〉
一方、気密精度を上げるには
A.気密を上げるための仕様はどうなのか。
B.棟梁の気密に対する知識と技術・日々の真面目な作業
C.気密工事終了時、現場での実測。 が必須です。
大成では
A.断熱気密工事材としては、防水性・施工性・加工性に優れた押出法ポリスチレンフォームのミラフォームという板状断熱材を使用しています。どのような外壁形状にも対応できるので、断熱気密欠損がありません。また、取合い部には気密テープでわずかな隙間も残しません。
B.大成の棟梁は皆さん涼温な家専業の大工さんで、長年の経験で培ってきた知識と技術を活かし、各現場の棟梁が良きライバルとして競っていただいています。
C.気密工事が終わった時点での実測が原則です。完成してからでは万が一の対処ができません。また、棟梁・現場監督はもとより、お施主様にお立会いいただき、第三者の立場の気密測定機関に測定してもらいます。
今回、H様邸の気密測定結果は C値=0.16c㎡/㎡ で、けた違いに素晴らしい数値が出ました。
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